ども！！
いよいよ新芽が顔を出し始める４月、昨日青森では雪が降ってましたが、今日は春らしくとても気持ちのいい天気です。ハイネケンでも飲みたい気分ですが、ここはいつもの濃い目のコーヒーで(笑)

今これを書いているのは３月３１日でちょうど７年前の今日、自分が１枚目の１２インチをリリースした日です。青森県内、函館、盛岡、レコードの流通先はたったこれだけ。 「君の音楽は売れないから」とか言って扱ってもらえなかった事や無視なんてその時は当たり前の状況だった。でも決して腐らず、誰にもしっぽ振らず、大好きなアーティストの音楽や自分の音楽を信じ、この街で音楽を生み、リリースを繰り返し、鳴らし続けて今があります。あれからもう丸７年も経つんですね。この期間は音楽を通じて、本当に沢山の出会いと経験をさせてもらったように思います。

ここから見える景色も７年前とは大分変わってきました。大きな違いと言えば、聴いてくれる人達が今は世界中に居るんだと思いながら音楽を作る事ができるという事だと思います。 作り手にとって、これは１番の幸せです。やはりSUDBEATでHIMAWARIをリリースしてから大きく音楽人生が変わってきたように感じます。
今は直接e-mailやFacebookなんかを通して、海外レーベルからオリジナルの曲をリリースしないかとか、リミックスしてくれないかなどのオファーをもらったりしてます。

リリースの数を競いたければ、ガンガン積極的にオファーを受けてリリースしたら良いのだろうけど、自分のオリジナル曲は自分のタイミングと場所で大切にリリースしたいという強い思いもあるので、オリジナル曲のオファーを今は全部断っています。と言っても２件だけですが(笑)　リミックスワークに関しては丁度オリジナル曲が完成したタイミングでのオファーだったので受けてみようと思い、数日聴き込んだのでまさに今日この後から作業を開始する所です。目一杯楽しもうと思います。 自分の音楽とのセッションを繰り返した膨大な時間が、今ようやく報われはじめてるのかもしれませんね。CD、アナログ、デジタル、多くの人達に聴いてもらえるのであれば形にこだわりは一切なし。 聴いてもらって何か感じてもらってこそ音楽です。その時その時の気持ちや状況でリリースしていきたいと思っています。
まだまだまだまだkeep on 前進です。This Time Forward!!!
春、音楽&ビール、Enjoy!!!!

３月４日、この日はFrisky Radioで自身初のmix showがオンエアーされました。
日本での１回目のオンエアーは朝４時からだったので、少しだけ早起きして旨いコーヒーを用意して聴いていました。
途中Facebook開いたら、去年の１１月、東京に呼んでくれた亀ちゃんも聴いてくれてた: ) ブエノスアイレスやアムステルダム、ロンドンなどなど各国の友人達からもFacebookの方にリアルタイムでメッセージが送られて来て凄く嬉しかったな。本当に凄い時代です。トップページのバナーで日本でもしてくれないような扱いをしてくれたFrisky Radioには心から感謝しています。
Top 10 Of The Weekでは第２位。欲しいのはチャートの数字ではありません。聴いてくれた人の数です。 青森で育った耳で選ばれた音楽をそこで、肌の色や国を越えてシェアするんです。 とても幸せな時間でした。ありがとうございました!!!

３月７日、弘前にてブルーハーブのO.N.OさんのDJを初体験。自分にとって憧れの存在というよりは神様に近い存在。
今から１５年前の自分がまだ２１才の時、札幌の大学に行ってた先輩に連れられて運よくO.N.Oさんの自宅スタジオに一度入らせてもらった事があります。スタジオに置いてあったMPC60を見て、「これであのアルバム作ったんだー」と心の中で言ってました(笑)　３人でコンビニで買った弁当とカップラーメンを食べながら、「タイスケは何の機材で音楽作ってるの？」、O.N.Oさんのこの質問にガチガチに緊張しながら、当時買ったばかりだった「AKAIのMPC２０００です」と答えた。

すると、O.N.Oさんは「２０００かー、サンプリングタイム長くて良いなー。羨ましい」と一言。その時はインターネットもまだ普及していない時で、青森では機材の情報が乏しく音楽を作っている人も周りに居なかったので、果たしてこの１０回ローンで買ったMPC2000だけで(笑)ちゃんと作れるのか心配な所があった自分にとって、大好きなアルバムのトラックを作った本人から言われたその一言が、「このまま真っ直ぐ進めばいいんだ」と自分を信じるきっかけとなったのを今でも鮮明に憶えています。

先輩のjeepで次の日３人で”きへい？”の赤みそチャーシューめん食べに行ったのもとても良い思い出ですね。LAIF ART MUSICという名前でレーベルをスタートさせるのにも実は勝手にですがO.N.Oさんの影響を受けているんです。この内容は１０年という節目になったら話せればいいなと思います。ブルーハーブの音楽に出会ったあの日からずーっと背中を見てきて、表現する場所は違いますが今の自分があると勝手に思っています。

というわけでDJを聴きに行かない訳にはいきません。 その日の青森はあいにくの猛吹雪で予定より多少遅れましたが、丁度O.N.Oさんと入れ替わるベストなタイミングで到着。ドキドキ(笑)　テクノ、最高にかっこよかったな。
自分が唯一ただのファンになれる数少ないアーティストの一人。LIVEでもDJでも、やっぱりO.N.OさんはO.N.Oさんだったな。凄くスペシャルな時間でした。
次のアルバムどんな事になってるんだろ、たのしみだ〜。

では今月はこの辺にして、オファーもらったリミックスワークに移りたいと思います。題材のオリジナル曲がdeepでいい曲なので、そこに自分の世界感を加えてどんな科学反応を起こすのか、楽しみながらTRYしたいと思います。手抜きなんかしてる暇ナシ、全力で行きます！ ４月、楽しみましょう!!!